【後編】ブルベ400㎞夫婦で参加 BRM722群馬400 CENTENAIRE(高崎 那珂川・八溝周回)
~通過チェック1
仮眠問題
どこで仮眠をとるかが問題だ。予定ではPC4付近のファミレスやマックあたりで仮眠をとるつもりでいたが、思ったより眠気がこない。もちろん横になって休める環境があれば秒で寝れるが、自転車に乗っている間は「まだ行けそうだ」という感覚だった。
妻も、まだ平気そうだとのことだったので行けるところまで行くことにした。
途中で妻が「眠いかも」「一瞬でも気を抜いたらヤバイ感じがする」と言う。
仮眠までに300㎞走っておけば、残り100㎞切るので気持ち的に違う。
仮眠から目覚めた時「まだ100㎞以上ある…」よりは「もう100㎞切った!」のほうがいい。
なので300㎞は走ろうと決めた。
胃に物を入れたくないのに空腹を感じる。食べたいものがない。疲労回復と書いてあるゼリーを口に入れてなんとか凌ぐ。
ローソン葛生北店 325.7㎞
(参考クローズ) 7/23 3:44
1:04着。
カップラーメンを食べた。普段なら夜中にカップラーメンなんて禁物だが、ブルベ中はむしろ積極的にカロリーを摂取しなければならない!
常に何か摂取している状態なので歯磨きするタイミングがわからない。歯ブラシセットを購入したものの結局使わなかった。
食べ終わった後駐車場の端の方で15分ほど仮眠とることにした。
~通過チェック2
栃木県から群馬県へ
足利、桐生、と道路の青看板に書かれているのを見て、間もなく群馬県だと気持ちを奮い立たせる。
しかしここにきて眠気が半端ない。いよいよ持参してきた「カフェイン錠剤」を使う時が来た。
このカフェイン錠剤は1錠でカフェインを200㎎摂取できる。ちなみに健康な成人の一日最大摂取量は400㎎だ。摂取しすぎないよう要注意。
最後のチェックポイントは群馬県桐生市だ。群馬県に突入すればもう家に帰ってきたような感覚だ。
ローソン桐生東一丁目店 360.1㎞
(参考クローズ)7/23 6:00
4:13着。ブルベ参加者には遭遇しなかった。皆どこで仮眠を取ったのだろう?
精米所やコインランドリー通過する時も、誰かがいる様子はなかった。
少しだけ空が黒から藍色に変わってきたようだ。
もう少しすれば夜が明ける。
完全に夜が明けると気温が上昇してくることが考えられるので、人や車が少なく、気温が丁度良い今のうちに距離をかせいでおきたい。
頭はさえているが体の疲れ、痛みがひどくなってきた。自転車に乗っているからペダルを回せているが、歩行するにはフラフラしてしまう状態。
市街地に入ると信号が多くなり、ペダルをはめたり外したりすることがしんどくなってきた。やっとハマったと思ったらまた赤信号。
この調子でいけば6:30ごろにはゴールできるような気がするが…
そしてゴールへ
桐生から前橋、前橋から高崎へ。行きで通った道だ。「ここ通ったねえ~」なんて言いながら通り過ぎていく。
最後まで気を抜くことは許されない。ここまできて事故やトラブルが起きたら全てが水の泡だ。
またもトイレを催し群馬県庁付近のセブンに寄った。
すっかり夜が明けて、普通にママチャリ乗っている人や散歩している人もいて、不思議な感覚だ。
次第にゴールが近づいてきて、もうすぐ終わる!という嬉しさと、終わってしまうという寂しさが混ざり合った。
6:50ごろゴール。
記念バッジを購入。その場でいただけた。
スタッフさんから水分やお菓子などいただき、小休憩してから帰路についた。
駐車場は半分以上車がなくなっていた。皆結構早い段階でゴールしたようだ。
眠気と闘いながら運転し、無事帰宅!
感想、課題
・天気、気温、コンディションが過去最高だった
・300㎞過ぎてからの眠気と体の痛み
・皮膚保護クリームは小さい容器に移して携帯したほうがよさそう(朝塗っただけで持参はしなかった)
・体臭がとんでもないことになっていた。もし公共施設で仮眠とるとしたら公害レベルだと思う。家でとれたジャガイモが暑さで腐ってしまったが、それと同じような臭いがした。
・帰宅後シャワー浴びたが、足の臭いがなかなか取れなかった
・着ていた服は、普段の2倍洗剤の量を入れ、つけおきモードで洗濯した
・キューシートはラミネートして持参したが、実際ナビはガーミンに頼り切り。
トンネル通過するとGPSの関係なのか、ガーミンの地図が表示されなくなってしまう事態が発生した。しばらく走行していたら地図が正常になったが、ガーミンだけに頼ってしまうと危険。
(妻より)
・前回夫婦で参加した200、300の時よりは時間と気持ちに余裕を持てた
・ソロの参加者は本当にすごい。一人だったら気が狂ってしまう。
・一晩中走り続けたのは初めて。眠気、体の痛みが辛かった。
・楽しさよりも苦しさのほうが勝るし、つらいことがわかりきっているのに参加したくなるのは何故なのか。不思議。
ブルベ400㎞を終えて
シャワーを浴び、布団で横になった。外が明るいためか4時間程度で目が覚めてしまった。
自転車の洗車と、靴の洗浄を行った。
靴が臭いと、足が臭くなかったとしても臭いが移ってしまうだろう。
においを嗅ぐのは嫌だったが、においがとれているかクンクンしながら歯ブラシに石鹸をつけて磨きまくった。靴の汚れはあまりとれなかったが、臭いがとれたのでヨシ!
次はどのブルベに参加しようか、あれほどキツかったのにもうそんなことを考えているのだから不思議なものだ。